床暖房ってどうなの?

こんにちは。こんばんは。吉田です。

杜の都仙台で工務店と設計事務所を営んでいます。

Architect innovation株式会社で注文住宅を設計したり、施工したり、デザインをしています。

 

サラリーマン時代に2時間の電車通勤を経験しました。

その時に建築の本をずっと読んでいました。

それは、建築人としてわからないことが多すぎてもっと勉強すべきだと思って

少しでも建築を覚えたくて始めたことでした。

最近、また同じことを行なっています。

また建築をもっと覚えたいなと思う出来事がありました。

建築の本を読んだり、読み直したりすることで学びや気付きがあるなと思います。

 

さて、

本日は“床暖房ってどうなの?

について書かせていただきます。

 

家づくりの中で冷暖房設備はとても大切です。

エアコン、全館空調、床暖房、ファンヒーター、パネルヒーター、薪ストーブ、ペレットストーブなど。

沢山の種類の冷暖房設備(※暖房のみの設備もあります。)が存在しています。

 

結論から言うと、床暖房は

弊社はお勧めしていません。

弊社が考える1番の冷暖房は全館空調です。

これは、天井面も床面も床下内部も全て居室とみなして空調を行うシステムです。

(詳しく書くと専門的なお話しになってしまうので、また別な機会に書きます。)

全館空調を採用するには莫大なコストがかかります。

簡単な気持ちで採用できるような物ではありません。

ほとんどのお客様がエアコンという選択をされます。

弊社はこれはとてもいいことだと思っております。

今のエアコンはとても優秀です。以前はよくあった足元が冷えるというようなことも

風向きやアイテムによって解消することができるようになってきています。

加えて、弊社は無垢材の床が標準です。

つまり本物の木です。

以前のブログにも書きましたが、木は断熱材です。フローリングには2種類あります。

本物の木かそうじゃないか。です。

この2種類に実際に触れてみていただくと、無垢材は冷たくありません。

エアコンと無垢材の床材で足元の冷たさを随分解消されるはずです。

 

弊社はこのような考え方で床暖房を積極的に採用していません。

他の会社様は床暖房を採用するのはなぜか。それぞれを考え方もあるので一概には言えませんが

無垢材ではない床材を採用されているからだと思います。

それであれば、床暖房を使用するのではなく

床材を無垢材にグレードアップすることの方がいいのではないかなと弊社は考えています。

 

他にも床暖房を積極的にお勧めしていない理由があります。

“コスト面と温度のバリアフリーが見合っていない“

です。

コストには、“イニシャルコスト“と“ランニングコスト“があります。

つまり、初期費用と継続費用です。

床暖房は1帖入れるのにおおよそ10万円と言われています。※ピンキリですが

つまり6帖分入れれば60万円くらいかかるということです。

床暖房を採用する場合、リビングの一角、キッチンの足元、洗面脱衣室の1帖分といったようにお部屋にピンポイントで施工することが多いです。

これは、その部分は暖かくなりますが他の部分は暖かくなりにくいということがあります。

これは、エアコンと比べても温度のバリアフリーを生み出しにくいことになります。

そして、暖かくなるにも時間がかかります。

6帖分の床暖房を入れて60万円支払うなら、その60万円で無垢材の床にグレードアップした方がいいのではないかなと思います。

次にランニングコストです。

おおよそですが、8,000円〜10,000円/ヶ月かかると言われています。

以前にご採用いただいたお客様にお聞きしたところ、月に12,000円くらいかかるとおっしゃっていました。

エアコンと比べても高いと思います。

暖かさと価格を十分にご検討されてからご採用いただくことがよろしいかなと思います。

 

次の理由としては

“機械の不具合に対応し難い“

これは、どういうことかというと

システムを複雑にすればするほど不具合が起きた時に対応し難い。ということです。

機械は10年周期で入れ替えが必要になると言われています。

全館空調や壁付のエアコンであれば、機械を交換さえすればいいです。

床暖房の場合は、配線や配管が床に張り巡らされています。

どこか一部の配管に穴が空いたりした場合、どこが空いているのか探し出すのは

とてつもないことです。エアーを送り込んで検証しますが、探し出すのはとても難儀です。

こうなると、入れ替えということにもなりかねません。

これでは、初期投資の分の回収前に故障ということもあります。

ハウスメーカーや床暖房のメーカーの保証というのもありますが、

保証切れのリスクも考えられます。

 

このような理由から、積極的にはお勧めしていませんでした。

輻射熱というのは、とても心地がいいものではあるので

ご採用して欲しいというお客様にはしっかりとご説明をさせていただいた上で

ご選択していただきます。

 

一生に一度の家づくりです。

長い目でみた冷暖房設備のご採用がよろしいのではないかなと思います。

 

本日は、“床暖房ってどうなの?

について書かせていただきました。

 

 

家づくりで何か気になる部分がございましたら、

お気軽にご連絡いただけますと嬉しいです。

本日もありがとうございました。

 

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