既製品と手作り

こんにちは。こんばんは。吉田です。

杜の都、仙台で工務店と設計事務所を営んでいます。

Architect innovation株式会社という名前で、注文住宅を設計したり、施工したり、

デザインをしています。

 

仙台の街から毎日、家造りのあれこれを書かせていただいてます。

 

さて、本日は“既製品と手作り

について書かせていただきます。

 

建物には既製品と手作りの部分が混在しています。

手作りというのは、いわゆる造作工事で手掛けたものです。

本棚、カウンター、造作洗面、造作扉、など。

工場で制作したものではなく、現場で手作りしたものをいいます。

 

つまり、建物の中には工場で制作したもので作る部分と

、現場で手作りする部分とが混在しています。

これはどうしても起こりうることです。

例えば、お風呂です。

お風呂を手作りしてしまうと(いわゆる在来風呂です)とても値上がりしてしまいます。何より、日本の工場で作られたユニットバスはとても優秀な商品です。

ここは手作りよりも、既製品がいい。

 

無垢材なんかは、手作り品に近いです。

現場で好きなように加工をして、取り付ける。

これが面白い形を作りだしたりできます。

 

このように建物の中にはなるべく既製品にしたほうがいい部分と、

手作り品(無垢材も含む)と既製品を選択して使用できる部分とがあります。

どの部分にどの材料を使用したいかはお客様次第になります。

 

ここで一点、注意していただきたいのは

それぞれにメリットとデメリットがあるということです。

ここではあえて、メリットとデメリットと記載しましたが

お客様によってメリット、デメリットの感じ方は様々です。

メリットがデメリットに。その逆もしかり。

これだけは注意していただきたいです。

注意していただきたい代表的なものとして

”手作り(無垢材)はきっちりとはいかない”です。

手作り(無垢材)は現場で加工をして、素敵な風合いを出せることが最大限のメリットとも言えます。

素敵な風合いと引き換えに、工業製品のような精密さには欠けるのが正直なところです。

もちろん、職人さんたちはとても一生懸命手作りしてくれます。

ですが、手作り(無垢材)は季節や温度、湿度、手で触れられる回数、設置場所で

身動きをします。

これはどうしてもしょうがないことです。

これが許せないというお客様には、手作り(無垢材)の家に住んでいただくのは難しいと思います。

今の工業製品(模様をプリントされたもの)でもとても素敵な風合いのモノが沢山あります。そちらを選択されることをお勧めします。

つまり、手作り(無垢材)に工業製品のような精密さは求められないということです。

 

手作り(無垢材)というのは、使い込むことで味が出てくるのです。

お住まいになって、冬場に床と床の間に隙間があいてきて、それが夏場にはもとに戻る。それを何年も繰り返し繰り返し、完成時には作り出せないこの世で唯一の一点ものの床材が出来上がります。

塗装でもそうです。現場で塗装するからこそ、濃い部分があったり薄い部分があったりします。それは、わざとそうしているのではありません。

樹木によって油分を多く含んでいるところとそうでないところなど。

塗料が入っていく量が違うのです。これがいいんです。

何年も何年もかけて人が良く歩く部分、手が多く触れる部分などは色が変わります。逆にあまりふれない部分は変わらない。

その濃淡がまた素敵なのです。

海外では、これが当たり前です。

日本の造っては壊し、造っては壊し。このような事はせず、

ずーっと長く使い続ける。色を変えたくなったら、上から塗る。

大切に家を育てる。

これがとても素敵だと思います。

 

手作り(無垢材)にも既製品にもそれぞれのいい部分があります。

このいい部分をよく見極めて、ハウスメーカー、工務店、設計士さんとよくお話しをしてから選択されることがいいのではないかなと思います。

 

どちらを選択しても、我が子のように可愛がっていただけると嬉しいです。

 

本日は、“既製品と手作り“について書かせていただきました。

 

仙台・仙台近郊・宮城県全域の注文住宅・家づくりで何か気になる部分がございましたら、

お気軽にご連絡いただけますと嬉しいです。

本日もありがとうございました。

 

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